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国際教養振興会 活動報告

Report

投稿日:2014年7月31日

欧州初、サンマリノ共和国の神社建立に立ち会って

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<イベントレポート>
欧州初の神社建設に立ち合って


6月22日に行なわれたサンマリノ共和国での神社建立式典に、東條代表理事が参列してまいりました。欧州初の神社建立ということもあり地元メディアも多数取材にきていたようです。

今回の神社建立は、サンマリノ駐日大使であるマンリオ•ガテロ大使や、外交評論家であり神道に対する理解が深く、ジョンレノンに神道を指南した当協会の顧問である加瀬英明先生の多大なるご尽力によって実現されました。

式典当日は日本からは、東京大神宮の権禰宜、禰宜の神職が参加され、ご来賓の方々の中には、政府関係者ほか、安倍晋三首相のお母さまも列席されておりました。

カデロ氏は、サンマリノ共和国での神社建立に際し、次のように東條代表理事に話しをしました。「私は神社・神道を宗教だと思っていません。日本人が永きにわたって培ってきたライフスタイルそのものだと思っています。このスタイルは欧州の人間にも必要ではないかと思ったのです」

いわゆる神社通の方の中には、欧州の人に神道が理解できるのか?といった懸念を示される方もいらっしゃいます。しかし、固有の教義を持たないのが神道の神道たる所以であり、その姿・形は、自身の価値観というフィルターを通じて如何様にも変化します。

サンマリノ神社のすぐ横の木碑には、次のようなことが書いてありました。
「私のためではなく、貴方のためではなく、私たちのために」

この木碑に刻まれた言葉は非常に短いですが、その意味を潔く伝えてくれています。サンマリノにはサンマリノらしい崇敬のあり方があってもいい。サンマリノの方々が日本に対する理解や関心を深めた時に、きちんと応えられる日本人になっていることが必要なのではないでしょうか。

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