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国際教養振興会 活動報告

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投稿日:2015年1月21日

第25回 「神社人」勉強会レポート 日本の伝統祭事「新嘗祭」

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「神社人」勉強会の第25回目が、11月23日に金王八幡宮(東京・渋谷)で開催されました。神社人講座で新嘗祭にちなんだイベントを行うのは今年で3回目。ひんやりとした朝の空気に包まれた金王八幡宮で、まずは正式参拝。その後、東條代表理事の講座がスタートしました。

新嘗祭が始まったのは今から1300年以上前。第35代皇極天皇の時代だと言われています。その年に収穫された新穀を神様に供え、今年も新穀が無事に収穫されたことに感謝する祭りです。現在も宮中の主要祭儀として位置付けられています。日本ではハロウィンのイベントが開催されているのを見かけますが、日本の五穀豊穣を祝う新嘗祭を知らない方ややらない方も増えてきています。今回のイベントを通じ、新嘗祭の意味や祝祭日の意味を参加者の皆さんとともに再確認しました。

懇親会は「ととしぐれ」にご協力いただき、新米を使った和定食を参加者の皆さんと食べました。新米はほくほくで、皆さん大満足のご様子。食べておいしいという実感が、新嘗祭への理解をさらに深めることにつながりました。

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<参加者の声>

・勤労感謝の日に、新嘗祭と意識して祭事に参列したり、新米を食べたりすることは、初めての経験で大変勉強になりました。なぜ、新嘗祭が勤労感謝の日になったのか、本来の意味が伝えれなくなったのかなど、歴史の流れに興味を持つきっかけとなりました。

・以前伊勢で神嘗祭に参加したことはありましたが、祭事の様子を見ていただけでした。新嘗祭も宮中祭祀だと思っており、一般の人が参列できると思っていませんでした。今回、参加させていただくことで、祭事に参列する機会に加え、新嘗祭の意味も学ぶことができました。

・神社人講座は、何度か参加させていただいておりますが、新嘗祭の講座は初めてでした。勤労感謝の日に、元々他の意味があることを知りませんでした。新嘗祭の意味を理解した上でいただく新米は、味わい方も違いますね。新米はテカりもあり、甘くてとても美味しかったです。

・神社人の勉強会には今回で3回目の参加となります。神社・神道は趣味で勉強や講習に参加することも多いですが、参加者同士で交流する機会はありませんでした。今回、参加者の皆さんと神社について話す機会がありとても新鮮でした。また参加させていただこうと思います。

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