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投稿日:2021年12月19日

しめ縄プロジェクト in 芦屋神社


さてさて、今年大いに沸いた会場の一つが、こちら兵庫県に鎮座します芦屋神社さま。

正確には、芦屋神社さまが会場となって、地元の「日本の歴史文化研究会」さまとの共催で実現しました。

まず、結果から申し上げれば、こちら大盛況でして、あまりの多さに急遽、三密回避のために構成を二部に編成し直すという感じで、なかなかにタフな感じとなりました(笑)。


そういう意味では、今年はなんだかんだで各会場どこも満員御礼の大盛況でして、改めて、このプロジェクトの可能性の強く実感しております。

また、参加者の方からの反響も良く、お正月の意味を理解した後にしめ縄づくりのワークショップの形式を取っていることに非常に好意的な声が多数寄せられております。

この活動はあくまで自国の文化に対する関心や興味を持つきっかけ作りであって、私たちが如何にその物事の理解を失っているのか、気づきの一助にお役立ていただくことにあります。

中でも「門松」は絶滅危惧に近い状態で、一般の統計でも15%程度とされておりますが、私が各会場で確認する中では、30〜40名いても2〜3人しかおりません。

これは10%にも満たない計算で、実際のところ、このあたりの数字が妥当ではないかとみております。

しかし、これも意味が分かっていないから、その敷居を高く感じているだけであって、実際には「松の枝だけでもいいんですよ」と言うと、安心される方も結構いらっしゃいます。


参加者の中からは、私にメッセンジャーで「松の枝を買いました!」と写真つきで送ってくる方もいらっしゃって、こうして少しずつ理解を深めることで、正月ならではの光景が再現されていくことができれば、本当に嬉しいことだと思いますね。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

東條英利 拝

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