国際教養振興協会は、国際社会の一員としての意識を持つ「国際教養人」の創出を支援しています。

ここで一旦、東京へ。

今回の開催先は、北区立王子第三小学校。

今年で３回目の開催となりますが、ここの子供達には「おもてなし」の精神がある。

もちろん、どこの子どもたちもかわいいのが前提ですが、とりわけ、王三小の子供達は、まず、挨拶が元気。しかも、自発的、自主的な挨拶。

正月講座の反応も積極的かつ非常に素直という特徴が輪をかけて発揮されている。


プロジェクト終了間際、一人の女の子が私の元にやって来て、こう言ってくれた。

女子生徒「来年も来るしょ！？」

私「来るよ。でも、小学校五年生だけどねぇ」

女性生徒「６年生になってもまたやってほしい」と。

その後、先生から「あの子は滅多にああいうことを言わないんですよ。」と言われました。

いやぁ、こういう時、本当に今まで続けて来て良かったなぁと思う。

帰り際には、本当は給食でゆっくりしたいところだと思いますが、見送りにと、子供達が集まって来て、トンネルまで作ってくれた。

何なんだろう、この温かさ。


これ、今年に限った話ではなくて、毎年こんな感じなんです。

これはそれだけ学校の教育と地域社会との関係が極めて穏やかな証拠ではないだろうかと本当に思う。

もちろん、生徒さんの数などの先生一人当たりの負担の割合とか、いろいろあるのかと思いますが、この王三小には確実に他と何か違うところを持っている。

そう感じさせるほどに、子供たちのおもてなしの心に感動させられっぱなしの1日でした。

ほんと、ありがたいですね。

東條英利